PR
私は31歳の時に転職をして失敗した経験があります。
転職先の環境に適応できず、ストレスを抱えてしまい、試用期間中の3ヶ月で辞めてしまったのです。
結果的に、この会社を短期間で辞める選択肢は正解でした。その後のキャリアでしっかりと活躍することができたからです。
しかし、職務経歴には傷がついてしまいました・・・。思い返せば、私がもっと慎重に転職をすればこのようなことにはなりませんでした。
大丈夫だったんですか?
パンクしてしまったワン。転職は慎重にしないといけないことを学んだワン。
この記事の読者の方には、私と同じ失敗をしないように、私の事例を反面教師にして欲しいと思います。
スカウト経由で管理職への転職を決意
私は当時、事業会社でIT部門の責任者の仕事に従事していました。
マーケティングやWeb制作関連の事業を一括して担当する等、幅広く業務をこなしていました。仕事のパフォーマンスも良く、順調なキャリアを歩んでいたように思います。
しかし、大きな悩みが一つだけありました。
業務内容や私が出した実績と「給料が見合っていない」と日々感じていたのです!
当時の年収は750万円。31歳という年齢を考えれば、決して低いわけではありません。
しかし、平日は仕事だけして過ごすという忙しい毎日。更には土日も働いていたのです。報酬には満足できていませんでした。
うわ〜。そんなに働いていたんですね。
うん。事業の責任者だったから、毎日全力投球していたワン!
けれども、内心では仕方がないとも思っていたのです。なぜなら私が働いていた会社は事業会社であり、経営陣はITについての理解が乏しかったからです。
そのため、仕事でどれだけいい実績を出しても、適正に評価をしてもらうことは難しかったのです。
そんな時、とあるきっかけでシステム開発を行っているベンチャー企業の社長から、直接スカウトをもらう機会がありました。
そして面接ではなく、会食という形で食事をすることになりました。この時、私は責任者という立場で働いていたこともあり、転職をほとんど考えていなかったからです。
話を聞いてみると、事業会社での私の実績に興味を持って頂いたとのことです。「是非、うちの会社で新規事業のマネジメント職(管理職)として活躍して欲しい」との内容でした。
- そして年収提示は950万円。ズバリ、今の環境から200万円もアップ。
私はこの時、今まで培った経験が評価されたとのだ、素直に感じました。そして社長自ら声をかけてもらい、即決でオファーを貰ったことに誠実さを感じました。
なるほど〜。今の環境で給料の評価はされにくい。そしてオファーをいきなりもらった企業は年収200万円を多く提示。心が動いちゃいますね。
うん。そろそろ年齢的にも落ち着きたいと思っていた時期でもあったワン。
私にはもはや断る理由がありませんでした。今の環境でしっかり引き継ぎをした上で退社をし、新しい環境でのキャリアが始まりました。
ベンチャー企業に入社をしたが実態は大企業だった
システム会社に入社をし、1ヶ月が過ぎました。
私のこの時の印象は、「入社前と想像していた環境と全く違った」、というもの。
社長との会食の場では、ベンチャー企業を想像していました。実際に社長からも、「うちはベンチャーでマーケティング事業を新規に立ち上げたい」という話も聞いていました。
しかし入社したシステム会社は、思いっきり大企業体質の会社だったのです!私は内心、「ちょっとまずい立場に置かれたな・・・」と感じ始めました。
前職はベンチャー体質の会社だったので、スピードを持って物事を取り決め、どんどん仕事を進めていくスタイル。
実際に事業を立ち上げる際は、スピードを持ってテンポよく業務をこなさいと、うまく行かないことが多いのです。
しかしこの会社ではまず、何を決めるにも関係者間の会議から始まります。(それも建前上の)それから会議で決まったことを、役員に稟議を通すプロセスに移ります。
最終的に役員が承認すれば、ようやく実行段階に入れるわけです。(大企業体質ですね。)
なるほど、何をするにもスピードが遅く、行動に移しづらかったんですね。
うん。中々辛かったわん。
しかも保守的な考えの人が多かったので、新規アイデアには基本的に否定的な姿勢でした。
転職犬さん、何だか可哀想・・・。
中々辛かったワン。
この期間で事業が進んだことは、実質的に何もありませんでした。そうこうしている間に1ヶ月が過ぎてしまったのです。
無理に働き続けても仕方がないと判断して退職を決意
私は当初、新しい環境でスタートするのだから、苦労するのは仕方がない、と思っていました。
しかし時間の経過と共に、段々と違和感を感じるようになりました。新しい環境以前に、「会社の組織文化」と「私の考え方」に大きな落差があったのです。
何より前職との環境の大きな違いに、ストレスを感じ始めてしまいました。
前職はベンチャー企業体質の会社。新規ビジネスには賛成で、スピードよく、周りの人も挑戦的に仕事に取り組んでいました。
今は大企業体質の会社。安全思考が第一で考え方は保守的。そして従業員は社内政治に力を入れていたように思います。
- 前職で当たり前だったことが、今の職場では当たり前ではないことの多さに、戸惑いを感じてしまったのです!
そして、考え方の違う人とコミュニケーションをとることが多く、意見等も合わなかったのです。おかげで人間関係でもストレスを感じるようになりました。
そんなこんなで、入社して3ヶ月が経ちました。結果は、新規事業は何も進まずの状態。
事業が進んでいないのは、まずいですね。大丈夫だったんですか?
かなり焦っていたワン。
私はこの環境でずっとやっていけるイメージが、正直湧きませんでした。何より、会社の文化体質に合わないと強く感じたのです。
色々考え、試用期間で退職することを決意。会社を辞める際、社長と話す機会がありました。
社長としては社内の内気的な環境を、外部の新しい風で突破したかった、とのこと。
既存事業は強い会社だけど、新規事業が育ちにくい会社だから新たな試みが必要だった、というわけです。
なるほど、と私は思いました。しかし会社の組織文化を変えることは難しく、それは社長も理解したようでした。
- 年収200万円アップの代償は大きかったのです。
私はこの会社に転職をしたことを失敗だと思い、すごく後悔をしました。
転職は慎重にしよう
今回私が転職で失敗した一番の原因は、会社を知らずに入社したことです。
年収200万アップが実現できた私は、転職先の企業文化を知らないまま、転職を決意してしまいました。
もっと慎重になっていれば、今回起きた事態を避けることができたはず。一度は従業員の人たちとも顔を合わせてれば、組織文化も感じ取れたかも知れません。
確かに。しっかりまずは色々な人達と顔を合わせるべきでしたね。
うん。目先の年収に目がくらんでしまったオイラのせいだワン。
転職に失敗をして後悔をしましたが、原因は短絡的に考えていた私にあります。
だから、もしこの記事の読者の方が転職を考えていたら、慎重に行動をして欲しいです。ミスマッチが起きれば、あなたにも、会社にとっても良いことはないからです。
何よりも、転職先で私のように苦労をして欲しくありません。
私は今回の転職で以下について身を持って学びました。
・社内文化が合わないと苦労をする。
この点こそが、転職において重要ではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。
社内文化が合わないと苦労をする
私の体験談にもある通り、社内文化が合わないと苦労します。
仕事の進め方一つをとっても、「考え方」が合わなければ摩擦を起こすからです。それが重なると、人間関係が悪化します。
正に、今回の転職犬さんのパターンですね。
うん。自分に合った環境で働く大事さを、今回身を持って学んだワン。
そうなると、ストレスを毎日感じるようになりますよ。そして悪循環に陥ることになり、会社を辞めることになる羽目に・・・。
だから、転職をする前はできるだけその企業を知る努力をしましょう。従業員の方ともできる限り面談を重ねましょう。
「自分に合う企業で働こう!」と意識をして活動すれば、最小限のリスクヘッジはできます。少なくとも、私のような失敗をすることはないはずです。
そして自分に合った環境で働くだけで、人のパフォーマンスは劇的に変わります。実際に私もそうでした。
この会社を辞めた後は大丈夫だったんですか?
うん。この時の教訓から学んで、次は自分に合った環境で働いたよ。実際に働き出すと、この時悩んでいたのが嘘みたいに思えたワン。
それはよかったです!心配しましたよ!
お騒がしたしたワン〜。
あっいつもの転職犬さんに戻ってる(笑)
だから「この会社と同じ方向を向いて頑張れそうだ」と感じる企業へ入社をしましょう。
ミスマッチを防ぐには転職エージェントを活用しよう
ミスマッチを防ぐには上記以外にもう一つオススメの方法があります。それは転職エージェントを活用することです。
転職エージェントとは、簡単に言いえば、あなたの転職活動を無償でサポートしてくれる企業を指します。
履歴書の添削や、面接活動のアドバイス、キャリアの相談にも乗ってもらえる強い味方です。
転職エージェントを勧めるのは、面談を通して、あなたにキャリアに沿うような企業を選別し、紹介をしてくれるからです。
実際に、私が以前に転職エージェントのアドバイザーと面談をした時も、この経験がありました。
私は転職が多く、キャリアがちょっとユニーク?のようで、アドバイザーからは大企業は進められませんでした。性格的にもキャリア的にも、ベンチャー企業が絶対合うと言われ、事実その通りだったのです。
なるほど〜。さすがは転職の専門家ですね。転職犬さん、この時もエージェントを活用すればよかったんじゃないですか?
高い年収に目がいってしまったワン・・・。
・・・。
だから、もし私が企業との直接やり取りではなく、転職エージェントを活用していれば、今回のような失敗を避けることができたはず。
自分だけの主観的な意見で考えず、客観的なアドバイスも含めて考えることができたからです。
だから、転職活動は慎重に行いましょう。部分的な内容だけで判断せずに、客観的な意見も取り入れることで、ミスマッチを防げる確率は高くなるからです。
- ミスマッチを防ぐには、転職エージェントを活用するのが
まとめ
転職先の組織文化が、自分に合わないと苦労をします。
業務をするにしても、コミュニケーションをとるにしても、ズレを感じることも頻繁に起こります。それが続けばストレスになり、やがては退職することにも・・・。
だから、転職先は慎重に選びましょう。自分だけの主観的な意見と、客観的な意見を合わせて活動を行うのです。
ミスマッチを防ぐには転職エージェントを活用するのがおすすめ!
これだけで、ミスマッチを大きく防げます。自分に合った環境で働けば、毎日清々しい気持ちで過ごせますよ