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「新規事業責任者って難しそう」「事業を立ち上げるにはたくさんのスキルが必要そう」
新規事業責任者に求められる能力に対して、このようなイメージがあることでしょう。
もちろん、間違っていません。新規の事業を立ち上げるには、多岐にわたるスキルが必要とされるからです。
しかし、新規事業責任者を経験した私は断言します。
- 事業立ち上げに一番必要なのはスキルではなく、強いメンタル。
これがないと、どれだけ優秀な人が責任者を務めても、事業がうまくいかないのです。
それに、事業立ち上げのスキルは、事業の責任者を務めれば、必然と身に付くものです。私もそうでした。
事業の立ち上げ経験がなくても、新規事業責任者はできる、ということですか??
うん。スキルは後から身に付くワン。能力よりも「メンタル」が必要だワン。
転職犬さんも、事業責任者のスキルがなかったんですか?
スキルがないどころか、何も分からなかったから、最初の頃は失敗した記憶しかないワン(笑)
よく新規事業の責任者になれましたね・・・。
事業に対する強い「気持ち」を持ってたワン。
ほほう。
今回は新規事業責任者に必要なスキル、そして「マインドの重要性」についての有益な情報を、読者の方へお届けします。
新規事業責任者に求められるスキル
まず、新規事業責任者に必要な能力を見ていきましょう。
事業の立ち上げには以下のスキルが必要です。
・行動力
・数字の読み書き能力
・バランス能力
この三つです。それぞれ見ていきましょう。
この記事では専門スキルに関しては説明を割合しています。
例えばIT分野の事業を立ち上げる場合、新規事業責任者にはITに関しての専門的な「知識」「経験」が必要になります。
こういったことに関しては、当たり前のことですので、前提条件として進めていきます。
行動力
新規事業責任者には「行動力」があることが必須です。
事業を立ち上げる業務プロセスは、普通の職種で行われる業務プロセスとは違うからです。
一般の職業の場合、決まった仕事をこなしていけば問題はありませんよね。決まった仕事を「いかに上手に」こなすことが業務と言っても過言ではありません。
しかし、新規事業責任者の業務は異なります。事業を立ち上げるために、「あれをやってみよう」「これをやってみよう」と思ったことを、次々と行動に移す。そして「事業化」に結び付けなければなりません!
なるほど。新規事業の立ち上げ業務には、色々なことを試す必要がある。その分、たくさん行動を起こすことが必要、というわけですね?
うん。思い立ったら、すぐに行動する必要があるんだ。ハイペースで動き続けることで、ようやく事業が立ち上がるものだワン。
以下が、事業を立ち上げるための業務プロセスです。
- 考える。(どうするかを決める)
- 行動を起こす。(実行する)
- 結果を検証する。(分析をする)
- また行動を起こす。(改善をする)
- 上の4つのプロセスを繰り返す。
つまり、事業の立ち上げには「行動し続ける」ことが「肝」になります。
この「プロセスの積み重ね」が、事業の立ち上げに結び付くのです。新規事業責任者には「行動力」が求められます。
数字の読み書き能力
新規事業責任者には「数字」を読んで書く能力が必要です。
新規事業を通して、「いつまでに」「どのくらい収益を出す」といったことを事業計画に落とし込まなければいけないからです!
そして、経営陣にも数字で事業の説明をする必要があります。
うわ〜。数字で事業を説明するとか、難しそうだ〜。
実際に経験をしてみれば、できるようになるワン。数字が読めるようになると、ビジネス能力がアップするワン!
私が新規事業の責任者を務めて分かった事実は以下のことです。
- 経営者は「事業の内容」よりも、その事業が「どのくらい利益を出すか(数字があるか)」に関心がある。
だから、事業責任者には数字の読み書きができなければいけません。
転職犬さんは、どのくらいで数字を読めるようになったんですか?
お金の計算が楽しくて仕方なかったから、一ヶ月くらいで覚えたワン。
・・・・。
てへっ(笑)
バランス能力
新規事業責任者にはバランス能力が求められます。
詳しく説明しましょう。
新規事業責任者は「経営陣」と「事業現場の人間」の両方とコミュニケーションをとります。
しかし、それぞれの人間と意思疎通を図る上で、以下の事実を理解しなければいけません。
- 「経営陣の考えていること」と「現場の人間が考えていること」は全く違う。
経営陣は「数字」を重視し、現場の人間は「自分たちの働きやすさ」等を重視して、物事を考えています。
だから、事業責任者は経営陣とは、数字(利益)をベースにしたコミュニケーションをとることになります。
一方で、現場の人間とは、現場感を考慮したコミュニケーションをとらなければなりません。
なるほど。それぞれの目線に合わせないと、うまくコミュニケーションがとれないということですね。
うん。これ、すごい重要だワン。自分だけの価値観を押し付けても、周りからの協力が得られないワン。
仮に、数字(利益)をひたすら追求しようとして、現場の人間に、無理を押し付けたらどうなるでしょうか。
当然メンバーは疲弊し、段々とチームが機能しなくなりますよね。そうなると、事業はうまくいきません。
確かに。売上をあげなきゃ!って切迫詰まった中で仕事をしても、息苦しそうだワン。
うん。でも経営者から売上を求められるワン。けど、現場の人間にはそれを出さない様にバランスをとるのも、責任者の大事な役割だワン。
転職犬さん、何だかすごい!!!
・・・てへっ♪
だから、新記事業責任者には「合理的な考え方」と「村社会的な考え方」のバランスをとった姿勢が求められるのです。
スキルよりもマインドが重要
ここまでの内容で、新規事業責任者に必要なスキルを見てきました。
事業を立ち上げるには、幅広い能力が必要になります。
しかし、これらのスキルは「事業の責任者」になれば、必然的に身に付きます。実際に私もそうでした。
私の経験上、新規事業責任者にはスキルよりももっと大事なものが求められます。
- 事業立ち上げの必要なマインドを持っているかどうか。
この一点に尽きる、と断言します。
「強いマインド」がなければ、事業は立ち上がりません。
新規事業責任者に必要なマインドは以下の要素に分けられます。
・事業に対する熱意が強いかどうか。
・折れない心を持っているかどうか。
この二つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
事業への熱意が強いかどうか
熱意が強いことは、事業が成功する大きな要因の一つです。
詳しく説明しましょう。
新規事業責任者が、「事業を絶対に成功させるんだ!」、という強い気持ちを持っていれば、周りの人間にもそれが伝わります!
そうすると、現場の人間も「責任者の強いエネルギー」に感化されて、業務に取り組むようになるのです。
あっ!何となくそれわかります!リーダーが頑張っていると、僕もがんばらなきゃって思います!
うん。だから、事業の責任者が一番頑張らないといけないんだ。そうすれば、みんな協力してくれるワン。
事業の責任者に熱意があれば、経営者も応援してくれます。その結果、その事業に積極的に投資をしてくれるようになります。
実際に経験すると分かるのですが、経営者が味方につくと、本当に心強いですよ。
転職犬さん、上の人にアピールするのは得意そうですもんね!
・・・・てへっ(笑)
つまり、新規事業責任者に「強い熱意」があれば、事業化のプロセスに「好循環」が働くのです。
逆に、どれだけ優秀な人間が事業責任者を務めても、「熱意」が弱ければ、その気持ちは周りも感じ取るものです。
そうすると、やはり現場の人間も仕事を頑張らなくなります。
そして経営者も、その事業に興味を持たなくなるものです。(経営者に事業を見切られてしまったら、投資をしてもらえません。)
何となく分かります!リーダーが偉そうにしていても、行動が伴っていなければ、何となくついていきたくないです・・・。
うん。そういうものだワン。だから、責任者の気持ち次第で、事業の行方は変わってしまうワン。だからこそ、熱意が大事だワン。
転職犬さん、いいこと言いますね!
・・・てへっ♪
新規事業責任者の気持ち一つが、事業に与える影響は計り知れません。
折れない心を持っているかどうか
ぶれない心を持っているかどうか、は事業が成功するための大きな要因。
事業の立ち上げ過程では、トラブルや予測できなかった事態に必ず遭遇します。それも、日常的に起こります。事業の立ち上げとはそういうものなのです。
トラブルが多いのかな〜。事業を立ち上げるって大変なんですね。
うん。事業計画通りに進むなんてことはまずないワン。だからこそ、どんなことにもめげないように強い心が必要だワン。
実際に経験すると分かるのですが、トラブルが続き、事業が計画的に進まないと、精神的にかなり疲弊します。
更に、現場メンバーからの反発を受けることも、経営者から認めてもらえないことも、事業を立ち上げる上ではよく起こります。
転職犬さんも、メンバーから反発を受けたことがあるんですか?
あるワン。
そんな時はどうしてたんですか?
・・・。
・・・。
簡単に言うと、新規事業責任者はストレス職です。
このような状況が積み重なると、どうしても心が折れてしまいそうになります。
責任者の心が折れてしまい、熱意を失ってしまうと、その事業自体も熱意を失います。結果的に、事業がうまくいかなくなるのです。
だからどんな時でも、新規事業の責任者は、前を向けるように「強い心」が必要です。
まとめ
新規事業責任者には、「行動力」「数字の読み書き能力」「バランス能力」が求められます。
持ち合わせなければいけないスキルは多いと言えます。
しかし、これらのスキルは事業の立ち上げ過程で、必然的に身に付くものです。だから、今持ち合わせていなくても問題はありません。
スキルは、後追いが可能なのです!
新規事業責任者に一番必要なものは「強いメンタル」だワン!
この「心構え」に当たる部分は、最初から持っていなければなりません。本人の気質によるところが大きく、後追いが効かないからですね。
新規事業責任者には「事業に対する強い熱意」と「折れない心」が必要。
この二つの「マインド」が備わっていれば、新規事業責任者になることができますよ。
参照リンク
なお、新規事業責任者については以下の記事も参考になります。こちらも併せてご参照ください。