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「広告代理店で働いているけど、辞めたい・・・」
こんな風に思っている人、実はすごく多くいます。
私は上場企業の大手広告代理店で働いていた時期があります。
その時に見た光景は、毎月当たり前のように退職者がいることでした。
更には、広告代理店に入社する際、初めから長く勤めない気持ちで入社をする人が結構いたのです。
新卒の方でも、3ヶ月も続かずに退職をする人もいました。
私が勤めていた会社に限らず、一般的に広告代理店で働いていても、辞める人は多い傾向があります。
ハードワークも多く、「一生勤める会社」としては不向きだからですね。
辞める人が多いのかぁ〜。代理店大変そうだ。
環境にもよるけど、印象としてはやはり多忙かも知れないね。
だから、今現在広告代理店で働いていて、「辞めたい」と思うことは、別に悪いことではありません。
むしろ「辞めたい」と思うことは、次のステージに進むサインの場合だってあるからです。
しかし会社を辞めるなら、退職するタイミングをしっかり見極めましょう。
広告代理店で働くことは、たくさんの経験を積め、自分のキャリアの土台を構築している時期だからです。
経験を積んでいない状況で退職をするのは、損ですよ。
今回は王手の広告代理店のキャリアを持つ私が、「広告代理店を辞めたい」と思っている読者の方へ、有益な情報を述べていきますね。
広告代理店を辞めたいと思っている人はかなり多い
広告代理店で働いても、「辞めてしまう人」が多いのは何故でしょうか。
私の経験上では、以下がその理由です。
・ハードワークがきつい。
・人間関係が良好ではない。
・給与が安い。
この3つのどれかに当てはまる場合が多いです。それぞれ見ていきましょう。
ハードワークがきつい
実際に働いてみれば分かるのですが、広告代理店はかなりハードワークです。
広告代理店は中小企業とは違い、仕事がたくさん集まるからです。だから、どの職種の人も基本的に忙しいと思っていいでしょう。
私が在籍していた広告代理店では、徹夜で働いている人が、毎日誰かしらいたものです。(私も経験したことがあります・・・)
徹夜かぁ。絶対にしたくないです!
徹夜はしても、体を壊すリスクがあるからね。オイラも徹夜はもうしたくないな。
見方を変えると広告代理店は、「経験を積む」という視点からはうってつけの場と言えます。
しかし、「ずっとハードワークを続けることができるか?」と言われると、正直難しいものがありますよね。
その証拠に、広告代理店では2~3年程働いて退職する人がかなりいます。「経験」を積んだら、ワークライフバランスの実現を目指し、他社へ転職をするケースが多いのですね。
人間関係が辛い
広告代理店の人間関係は、ギクシャクしていることが結構あります。
大きな広告代理店であるほど、何かしらのしがらみがあると思って間違いありません。
一般的に広告代理店は人数も多く、色々な人が働いています。
そして、部署もたくさん別れていて、いわゆる社内の中での「利害関係」も存在するわけです。だから、その環境でうまくやっていくには「社内政治」的な能力も必要とされるのです。
転職犬さん、社内政治とか苦手そう!うまくやれたんですか?
・・・・・。
そんなわけで、「悩みやすい人」「デリケートな人」には結構辛い環境かも知れません。
実際に私が働いて代理店では、人間関係で悩み、辞めてしまう女性社員がかなり多かったことを覚えています。
人間関係のしがらみが多いことは、退職理由の一つに繋がります。
給与が安い場合が多い
広告代理店というと、年収が高いイメージがあるかも知れません。実際に年収が高い代理店も確かにあります。
しかし、年収が低い広告代理店、実はかなり多いのです。
実際に私が働いていた上場企業もそうでした。給料が低い、というよりは「激務」に対しての給料が見合っていなかった、と言う方が適切かも知れませんが。
いっぱい働くのに、給料が少ないのは嫌だよー!!
今は勉強期間と思ってたから案外大丈夫だったよ!時給換算したらすごい低くかったけど(笑)
例えば、誰もが知っている有名広告代理店の求人等を見ると、年収自体は高めに記載されていますよね。
しかし、入社をすると激務な日々が待っているので、時給換算をすればむしろ安いことが結構あるのです。
一般的に大きな広告代理店になるほど、給料システムは決まっており、簡単に昇級するものではありません。
年収を上げたい人は、広告代理店で経験を積み、事業会社等へ転職するケースが多くあります。
広告代理店で働いていることは今後のキャリアでプラスになる
広告代理店で働いても、「辞める人」「辞めたい人」が大勢いることを述べてきました。
しかし、「辞めた後」や「転職のタイミング」で気付くことが多いのですが、広告代理店で働いた恩恵はしっかりあります。
それは、「今後のキャリアでプラスになることが非常に多い」という事実。
・転職市場で受けがいい。
・今後のキャリアの土台になる。
具体的にはこの二つの恩恵を受けることができます。それぞれ見ていきましょう。
転職市場で受けがいい
広告代理店出身者は転職市場で受けが良いです。
代理店自体にネームバリューがあり、その会社で働いていれば、「この人は経験・スキルがある」と信用をしてもらえやすいのです。
広告代理店で働き、実務経験をしっかり積めば、次の転職先は「ぽんっ」と決まることも普通にあります。
代理店ブランドは、何も仕事の時に有利になるだけではありません。あなたの次の転職にもプラスに働いてくれます。
転職がスムーズに決まるのは良いですね!転職犬さんの場合もそうだったんですか?
うん。有名な上場企業にいたからね。転職は簡単にできたけど、次の環境では苦労したよ(笑)
今後のキャリアの土台になる
広告代理店で働くと、激務になる場合が多いことは既に述べたとおりです。
しかし裏を返せば、たくさんの経験を積める、と言い換えることもできます。
また、広告代理店は中小企業とは違い、資金力があります。
そのため、従業員のスキルアップにも積極的にお金をつぎ込んでいる場合が多いのです。専門職として働けば、定期的な勉強会や、技術共有会等も多くあります。
だから、学べる環境にも困りません。
勉強会、良いですね!僕、一人じゃ勉強できないから羨ましい!
広告代理店には、ノウハウがたくさん溜まっているから、たくさん学ぶことができたよ!
そして、広告代理店で培ったことは、今後必ず役に立ちます。
実際に、私の職歴を振り返ってもそうでした。私の場合は、広告代理店でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。
デザインの実務経験がゼロだったので、初めは研修からスタートしました。しかし一年後には、王手企業の広告デザインまで手がけるようになったのです。
そして、この時培った経験を武器にして次のキャリアに移りました。
また、この会社で働いた時に、「大企業での働き方」「立ち回り方」を学べました。
この経験は、今の私に非常に役立っています。広告代理店で働くことで、今後のキャリアの土台が作られます。
広告代理店を辞めるなら経験を積んでから辞めよう
ここまでの内容で述べた通り、広告代理店を辞める人は多く、退職することは悪いことではありません。
しかし、広告代理店で得た経験は必ず役立つ、ことも分かりました。
つまり広告代理店を辞めるなら、経験をしっかり積んでから退職をするのがベストなんです。
単純に経験も積んでいないのに辞めるのは、勿体無いと思いますよ。今後のキャリアにも生かせないし、単に辞め癖がつく可能性だってありますからね。
辞め癖がついちゃうのは良くないですね!転職犬さんみたいに、転職が多いのは嫌だよ!
・・・。ちゃんと経験も積んだワン・・・。
だから辞めることを考えているなら、今の環境で経験を積んだかどうか、まずは考えると良いです。
学べることをしっかり学んだのなら、退職をして良いと思います。
実際に私もそのようにしてきました。私の場合は、広告代理店で広告デザインの経験を積みました。
広告デザインの仕事にのめり込みましたが、ある時このキャリアに限界を感じ始めたのです。仕事の幅が狭すぎて、中々今後のキャリアで潰しがきかないと思ったわけです。
それから「もっと幅広い経験を積もう」と思い、制作会社に転職しました。この時の転職は大正解だったと思っています。
前向きな転職ならアリですよね!次のステージに進めますね!
逆に経験を積んでいないまま、次の会社に転職をしたらどうでしょうか。
もしかしたら、恥を書くかも知れません。
広告代理店出身者というと、転職先では一人前と見なされるからです。仕事ができそうと思われて、期待外れだった時の周りの視線には、辛いものがありますよ。
だから会社を辞めたくなっても、今の経験値に自信がないなら、まだ代理店で頑張った方がいいかも知れません。
転職エージェントに相談してみるのも一つの手
ここで一つ、現職を辞め時かどうか、を判断する一つの方法をご紹介します。
転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーの反応をみる、というものです。
キャリアアドバイザーの面談を通して、ポジティブな内容だったら、転職してもいい時期かも知れません。
逆に「もう少し今の環境にいた方がいいのでは?」といった反応が返ってくるなら、まだ今の環境で頑張るべきでしょう。
転職エージェントは中立的な立場でキャリアを考えてくれます。
あなたにとって転職がプラスに思えるなら、背中を押してくれますよ。
逆に、転職がマイナスなように感じれば、それとなく伝えてくれるのです。
それに、転職できる成功が低いように感じるなら、あまり相手をしてくれないキャリアアドバイザーもいます。
試しに転職エージェント使ってみようかな。でも、相手にされなかったらどうしよう。
全く相手にされない、ということはないよ。でも、あまりに見込みがないと、塩対応はあるかもね(笑)
転職エージェントもビジネスです。転職が難しそうな人を相手にしても、仕方がないのですね。
だから、転職エージェントを活用してみると、自分の市場価値が感覚的に分かるものです。
会社を辞めるかどうか迷っているなら、一度使ってみることをオススメします。
転職エージェントと言うと、転職をするタイミングで活用するイメージがあるかも知れません。
しかし転職エージェントは、転職を決意していない場合でも、活用して問題はないのです。
まとめ
広告代理店で働いている人で、「会社を辞めたい」と思っている人は、多くいます。
広告代理店自体、長く勤める場所とは言い難い部分もあるからです。
だから、「退職したい」と思うことは自然なことで、辞めることも悪くありません。
しかし、広告代理店で働くことによる効用は大きいです。たくさんの経験を積め、次の転職にも有利になりやすいからです。
広告代理店を辞めたいなら、経験を積んだ後にするのがベストです。
自分の市場価値を高めて転職すれば、「年収アップ」「キャリアアップ」が実現できるからです。
ワークライフバランスの実現に成功する人もいるよ!
客観的に自分の市場価値を知りたいなら、転職エージェントを活用することをオススメします。
今が辞め時かどうか、が何となく分かるからです。
辞め時ではないなら、今の環境でもう少し頑張った方がいいと言えるでしょう。
逆に、キャリアアドバザーに背中を押してもらえるようなら、転職を考えていい時期かも知れません。